ビジネストーク – 異なる意見を言う時



日本にも英語圏にも、また、世界中に「人間」が、います。ビジネスでは、試験での agree or disagree の回答とは異なり、真っ向から相手に反対するのが好まれないのは、日本でも英語圏でも同じです。それかといって、常に相手に同調していては、いずれは意見も求められなくなり、自分に不利になるだけでなく、会社や組織にとっても不利になることがあります。最終的には、最も良いと思う自分の意見を通すことが必要になります。ぜひ御覧ください。

ビジネストーク



パターンを用意しましたので、練習してみてください。

Bob: You know the big project coming up in our department, right? And John (the department head) proposed two approaches to it to the upper management. I will go with approach A. You will do the same, yes?

ボブ: 僕らの部で、今度大きなプロジェクトが始まるの知ってるだろ? (部長の)ジョンは、役員に2つのやり方を提案したとのことだ。僕は、アプローチ A でいく。君もアプローチ A でいくだろう?

You: I always respect your opinion, Bob. Just tell me how did you decide to go with approach A?

あなた: ボブ、君の意見はいつも尊重しているよ。ただ、どうして、アプローチ A でいこうと決めたの?

Bob: John prefers approach A because its construction time is only half of that of approach B, so I will support John to earn a brownie point.

ボブ: ジョンは、アプローチ A の工期は、アプローチ B のそれのたった半分だということで、A を気に入っているんだ。だから、僕は、点数稼ぎにジョンを支持するつもりだ。

You: Bob, it is important to earn a brownie point or two any time. There is a big if, though. I heard that approach A costs almost three times as much as approach B. And if you finish a big project like this in such a short period, there will be problems that arise afterwards. What do you think?

あなた: ボブ、点数はいつでも稼いでおくことは大事だ。但し、大きな「もしも」があるよ。アプローチ A は、B の三倍もコストがかかると言うじゃないか。それに、これほど大きなプロジェクトを、そんなに短期で終えてしまっては、後々問題が起こるのではないかな。君は、どう思うかい?

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というふうに、です。相手の発言をよく聴き、相手の発言で、賛成できるところには、まず、肯定的に受けとめ、 but や、 however という明白な逆接を使うのを避けて、後置の though だけど、を使うことで、ほぼ同様のことを表せます。また、相手の名を所々に入れるのも、相手への尊重を表し、いいでしょう。そして、相手に、すっかり気を変えさせるのではなく、自分の意見の後に、相手の意見を求め、別の考えもあるという点を示唆さえすれば、相手を傷つけずに済みますし、また、相手が向きなって怒ることもなく、あなたの意見を聞き入れることが出来ます。

練習はどういうふうな方法でも結構ですが、練習用のフォームが以下にあります。練習なさってみてはいかがでしょうか。

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