ビジネスでは仕事のことだけを話さないといけないのでもなく、仕事のことだけ話していればいいのでもありません。仕事を離れたスモールトークを上手にすることで、人間関係の潤滑油となり、仕事に好影響がありますので、ぜひ御覧ください。

いくつかパターンを用意しましたので、練習してみてください。

1. How was your weekend?

週末はいかがでしたか。

Did you do something fun this weekend?

今週末何か楽しいことしましたか。

週明けに尋ねるには良い質問です。

2. Do you have any fun weekend plans coming up? 

楽しい週末の予定はありますか。

What is your plan for this weekend?

週末は何を予定していますか。

週末に尋ねるには良い質問です。

また、自分が話したくて、こういった質問をしてくる同僚がいるものです。そういう場合は自分の答えは短くしておいて、相手に水を向けましょう。

例えば、1. の質問に

It was great. I went to see my parents.

とても楽しかったですよ。両親に会いに出かけたのです。

I had fun. I saw my friends at a bar.

楽しかったです。友達とバーで会いました。

と言っておいて、

How was yours?

あなたの週末はいかがでしたか。

とすぐ返しましょう。

相手が、自分の週末について、楽しく語り始めたら、聞き手に専念しましょう。

I went cycling around the town.

街を自転車で回りました。

といえば、

Oh, you did!

へえ、そうなさったのですか。

など短い相づちを打つのもお忘れなく。相手に話させる、And? それで、などもいいでしょう。

聞いているうちに、相手が、ちょっと自慢げに話したことを、捉えて、質問をします。

I ran 10 miles on Saturday.

土曜日は、10マイルも走ったんですよ。

などと相手が言えば、

Wow, you are quite a cyclist. Cycling is good for health.

強健なサイクリストなのですね。健康にもいいし。

など、良い点を短く言います。

自分が興味があれば、で良いのですが、

I would like to start cycling myself.

自分もサイクリング始めようかな。

などといえば、相手も喜んで、アドバイスをくれるでしょうから、それもしっかり聞いておきましょう。

その間、相手の趣味嗜好、語り口など、しっかり聴き、後の会話に活かしていけばこのスモールトークの効果が出るというものです。

インタビューのようにならないように、答えにくい質問は避けましょう。Yes/No で答えられてしまう Do you や、 Did you のような質問をした場合は、続けさせるように、 何をなさったのですか、What are you going to (did you) do? などつなぎます。

反対に、1. や 2. の問いかけに対し、短く、

Nothing special.

特に何も、と言って、こちらに水も向けて来ない人には、それ以上は、あまり話しかけないほうがいいでしょう。

I see. Hope you had a relaxing weekend./Hope you will have a good weekend.

そうなんですね。ゆっくり出来たと思います。/良い週末になるといいですね。

で終えるといいでしょう。相手はこちらが何をしたか、するか、にも興味がないので、自分は、と続けないほうが良いですね。

誤解をしてはいけない点は、相手は会話やスモールトークに長けていないだけで、あなたが嫌いなのではない、ということです。次に会ったときには、相手が愛想よく話しかけてくるといった場合もありますので、1度で、相手を切ってしまわないように笑顔で、余韻を残しておきましょう。

自分のパターンを用意して、以下のフォームや、お手持ちのもので、練習してみてはいかがでしょうか。きっと、練習が役立ち、職場の人間関係もスムーズに行き、仕事でも、好意的な協力を得られるようになるでしょう。

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